令和3年度 宮城県知的障害者福祉協会「施設長研修会」を開催しました

令和4年3月3日(木)に令和3年度「施設長研修会」をオンラインで開催しました。当協会に所属する会員施設の施設長の皆様、約50名が参加されました。

研修講師として、独立行政法人 国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」総務企画局研究部研究課の岡田裕樹様をお招きしました。

講演テーマは、「知的高齢者支援と日中活動の在り方」でした。当協会の施設や事業所においても、利用者の重度高齢化は大きな課題となっています。

知的障害者の加齢に伴う変化(白髪やしわ等早い高齢化傾向)について詳しくご説明がありました。

また、高齢知的障害者の「認知症」や「機能低下」等の問題や課題について、先行研究調査を行っている話は大変興味深くお聞きしました。

適切な支援につなげるためには、知的高齢者の変化に早期に気づく事が重要なポイントであることを再確認することができました。

高齢期を支える日中活動について、生活介護事業所及び就労継続支援B型事業所の現状と実践事例は具体的で大変参考になる内容でした。

高齢期の日中活動の在り方について、本人のニーズの実現を目指すために「意思決定に基づく支援の視点」を大切にしたいと感じた研修会になりました。

今回の研修会開催にあたり、快く講師をお引き受けいただいた岡田様に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。

最後に、年度末のお忙しい時期にご参加いただきました施設長の皆様、ありがとうございました。